中国人直伝の水餃子を作ってみた
さて、私たち日本人が餃子と聞くと一番に頭に思い浮かぶのは「焼き餃子」だろう。しかし、餃子の本場中国での定番は「水餃子」。
夏も終わりに近づき、楽しいバーベキューや連日の冷えたビールで疲れ気味の胃袋に優しい水餃子…。暑いときに熱いものを、なんて関係ない。こんなときにこそ食べたい。冷凍を買って茹でるか…?いや、作ろう。せっかくなら本場の水餃子を…!
ということで、今回は知り合いの中国人に本場の水餃子の作り方を教えてもらったので、備忘録としてここにメモがてらアップしておく。
(ちなみに私はこの夏一度もバーベキューはしていないし連日ビールを飲んだわけでもない。昨夜の飲み会で絶賛胃もたれ中なだけである。)
材料はこちら。
・豚挽き肉(粗挽き)
(「食感が大事なので絶対粗挽き!」とのこと。今回はロースやこま切れを包丁で粗挽き肉に。)
・セロリ(葉つきでも)
・強力粉
・中華だし or 塩 (セロリの下茹でに使う)
・醤油
材料がめちゃくちゃ少ないため、少し不安だが調理開始。
まずは強力粉と水で皮を作る。
少しずつ水を加えながら耳たぶの硬さにしっかり捏ねる。
あらかじめクーラーの設定温度を1、2度下げて捏ね始めるのが良い。信じられないくらい暑くなるから。
まとめて冷蔵庫で最低3時間寝かせる。
(皮を寝かせている間に甲子園準決勝を横目で見つつ回鍋肉を作る。)
次にセロリを塩、若しくは中華だしを溶かしたスープで「やわらかく」茹でる。
茹で上がったらぎゅっと丸めて水気を絞って微塵切りに。
先ほどのロースとこま切れは刻んで粗挽きにする。
(ここでクーラーの設定温度を更に2度下げる。あっつい。)
粗挽き肉の状態を見て固いようなら水を少しだけ加えて調整する。醤油少々を加えて混ぜ、15分冷蔵庫で寝かせる。
味がなじんだらセロリを投入。
混ぜ合わせて…
(手先の不器用さを呪いながら)皮を薄く延ばして餡を包む。
…へったくそやな…
しっかり包んだら沸騰したお湯で茹でて、いただきます。
おいしいーーーーーー。皮はもちもちで中にはしっかり肉汁が封じ込まれている。
少ない材料だから素材の味が際立っている。ニラもショウガもなくしてこんなに旨みがあるなんて…。すごっ。
中国では餃子はおかずではなく「主食」だということだが、確かにものすごくお腹にたまる。ご飯が入る余地がない。
手間はかかるものの、これは試してみる価値大ありだ。教えてくれた中国人のおじさんありがとう!
作って良かった。